今回はかわいいバックの中に猫ちゃんが２匹入っている天使をつくりました。
天使が人生の旅をする時に、いつでも一緒にいることができるように。
猫ちゃんたちは、ともに生きる存在です。
（お客さまより、猫ちゃんを入れてほしいという要望があったわけではありません。
今回、猫ちゃんたちが自然と登場してきました♪）
猫ちゃんは太陽と月、みたいに、陰陽を表現している。
そう思うと、天使は地球のような存在。
今回は、太陽神経叢チャクラ強化をイメージしてつくろうと思いました。
太陽神経叢は胃の場所。
ならば、胃のところにたくさんパワーを詰めるのかと思いきや、そうじゃない。
『母性愛』ということばがヒットしてきた。
母の愛とは、丹精込めて表現することだった。
それが結果、太陽神経叢チャクラ強化につながる、とか。
そんなわけで、人形の下半身のあたりにパワーを入れた。
大地の根っこのようなイメージもする。
立つことにこだわった人形だけに、大地の根っこということばは自分でも納得。
はじめて、天使からリクエストしてきたアイテムを拾う。
それを天使に飾ることにした。
太陽神経叢は意志決断をつかさどるパワー。
そのパワーが開いた合図であるかのように思われる、天使からのリクエストは、とてもうれしかった。
天使からのリクエストアイテムは、母の愛にまつわるエピソード。
それが橋渡しの意味もあることを知る。
母の愛とは、どこかに所属するものでもない、常に手放されたような中でのエネルギーなのか。
まるで、さいて散りゆく花のよう。そこにこだわる自分はない。
その過程をただふかく味わい、時が過ぎてゆくような・・・。
お客さまのエネルギーを通じて、人形をつくる時間は、人間界にいながらどこか不思議な空間をただよっているような気持ちになる。
そこで新しい発見をし、ふと気づくと現実世界にかえる。
人形は、たくさん一度につくれない。
ただ感じるだけのむだな時間も必要だし、つくりはじめたらそのテーマのエネルギーが途切れるまで終われない。
そこがもどかしくもあるけれど、思考では理解しがたい生きる真実のエネルギーなのだろうと受け止めて、今日も製作にとりかかる。
お客さまたちには、お待たせしてしまって、本当に申し訳ありません。